解剖学講義を徹底レビュー!使ってみて分かったメリット・デメリット

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こんにちは、ユアン(@MedGamerY)です。

今回は解剖学の勉強の主軸に置いてきた、南山堂の「解剖学講義」という教科書について使ってみた感想を交えつつ、特徴、メリット・デメリットについてまとめてみたいと思います!

ちなみに実用してみてのレビューが書きたくて、解剖学の勉強では、前半を解剖学講義、後半をグレイ解剖学で勉強してみました!

グレイ解剖学の評価レビュー記事・解剖学の色々な教科書類をまとめて比較レビューしたページもあわせてどうぞ。

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解剖学講義の情報・特徴

解剖学講義の情報

書名:解剖学講義 第3版
出版社:南山堂
発売日:2012年4月10日

ちなみに第1版は1983年10月5日、第2版は2001年4月2日ということで、改訂は10年以上あけて行われています。

2012年に第3版が出ていることから、第4版がすぐに出るということはなさそうです。

解剖学講義の特徴

おそらくどこの医学部でも、解剖学の教科書といえば「解剖学講義」は定番中の定番なのではないでしょうか?

さて解剖学講義の特徴を順番に見ていくと、最大の特徴は「みんなが使っている」ということでしょう。

教科書の内容についても特徴はありますが、それ以上に圧倒的なシェアが目立ちます。

次に教科書の内容も見ていきましょう。

色は黒と赤の2色刷りになっています。

Amazonのレビューなどを見ると、この2色刷りについて賞賛する声もありますが、それは第1版などを使っていた世代の方々になります。

現在では、白黒ではなく色が付いていることは当たり前の時代ですね。

構成としては、まず解剖学総論を扱った後に上肢、下肢…と部位ごとの章が続きます。

さらに部位ごとの各章の中では、
骨 → 筋 → 脈管 → 神経
という順番で扱っていきます。

特筆すべき点は、骨、筋、脈管、神経を扱う各部分は比較的独立しているということです。

例えば筋を扱う部分では、ほとんど脈管や神経に触れることはありません。

筋の部分では簡単に支配神経の名前が挙げられる程度で、その神経の詳細は神経を扱う部分で初めて掘り下げられます。

このような特徴を踏まえた上で、主観的なメリット・デメリットについて書いていきたいと思います。

解剖学講義のメリット・デメリット

解剖学講義のメリット① みんなが使っている

解剖学講義を使って勉強することの最大のメリットは、先ほども述べた「みんなが使っている」ということにあると思います。

周りと同じ教科書を使うことのメリットは非常に大きいです。

周りの勉強の進捗を聞いて自分の勉強のペースを整えることができるほか、解剖学関連の会話も解剖学講義をベースにしてされると思うので、解剖学講義を使って勉強しているとその会話が良い復習になったりします。

解剖学講義のメリット② 無駄がなく簡潔で、分かりやすい文章

医学書となれば洋書の和訳も多いですが、そのような本は文章が読みにくい場合が多いです。

その点、解剖学講義は和書なので、違和感を感じずにすらすらと読み進めることができます!

さらに解剖学の教科書の双璧とも言える「グレイ解剖学」は説明が詳しく充実していますが分量が多く、また深い理解に到達できるような構成にしてある反面、試験前に覚えるべき事項が羅列してあるようなページはありません。

それに対して解剖学講義は説明が簡潔で、覚えなければならないことだけが整然と並んでいるようなページが多いです。

覚える必要のない細かな知識が排除され、必要なものだけを効率よく確認することのできる解剖学講義は、特に試験直前の確認の段階では大きな力を発揮します。

解剖学講義のデメリット 図が分かりにくくアトラスが必須

解剖学講義のデメリットを挙げるとすれば、図が非常に中途半端であることでしょう。

アトラスのようなリアルさはなくデフォルメの図ですが、中途半端にリアルさも混じっているため、何がなんだか分からない図もいくつかありました。

デフォルメの図しか基本的には載っていないため、解剖学講義を読むならば必ずアトラスを横に置いて、併せて読み進めていく必要があります。

解剖学講義単体での勉強は不可能で、アトラスが必須といえます。

どうせアトラスを開く必要があるなら、いっそのこともっとデフォルメして、構造物の位置関係などの理解がしやすいようにすればいいのになと感じました。

逆に文章の部分は必要十分なことが分かりやすく書かれているため、しっかりとアトラスと併せて読むならば、試験対策としては最も効率的な立ち回りができると思います。

解剖学の教科書の種類・そのほかに必要なもの

ここで解剖学講義以外の教科書や、そのほかに必要なものを見てみます。

解剖学の教科書は圧倒的多数が「解剖学講義」、少数派が「グレイ解剖学」を使っているようです。

「人体の正常構造と機能」、通称黒本などもあるにはありますが、これは基礎医学全般を見渡す教科書といった立ち位置のため解剖学だけを見れば分量が全く足りません。

よって、医学部の解剖学の試験勉強で中心に据える教科書は、やはり「解剖学講義」か「グレイ解剖学」でしょう。

これに加えて1冊はアトラスを買う必要もあります。

さらに、ヒューマン・アナトミー・アトラス2018エディション – Visible Bodyというアプリは各構造物の立体的配置を理解するのには必須です!

以上に挙げた教科書は、どれもある程度使い込んでみたので、それぞれのレビューも今後書く予定です。

アトラスについては、いくつか簡単に比較した末にプロメテウス解剖学アトラスを選びましたが、比較してレビューできるほど他のアトラスを使い込むことはできていません。

プロメテウスにとても満足しているので、他のアトラスに乗り換える予定はありません。

解剖学講義はこんな人向け!

特にこだわりのない医学生であれば、解剖学の教科書は解剖学講義を買っておけばまず間違いはありません。

医学部はマトモに勉強していては絶対に回していくことはできませんし、とにかく立ち回りが重要なので、「みんなと同じ」ということは本当に安心でした。(グレイ解剖学を使った時に強く実感しました。)

特に、忙しくて解剖学の試験勉強に長い時間が割けない人、効率よく合格点を取ることが目標の人、友達と一緒に勉強するという人は、解剖学講義一択と言っていいでしょう。

というわけで、今回は解剖学講義について詳しくレビューしてみました。
一番楽なこの教科書でも700ページを超える分量なので解剖学は大変ですが、特に重要な基礎医学科目なので頑張っていきましょう!

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冒頭でもご紹介しましたが、解剖学の勉強に必要な教科書類をまとめて紹介するページはこちら↓

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ここまでお読みいただき、ありがとうございました!
ユアン

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