グレイ解剖学を徹底レビュー!しっかり勉強するには最高の教科書です

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こんにちは、ユアンです。

今回は解剖学の教科書として有名なグレイ解剖学について評価レビューしてみたいと思います。

解剖学の教科書といえば、最も一般的なのが「解剖学講義」、次点が「グレイ解剖学」だと思います。

両者を比較してしっかりとした評価レビューを書くために、解剖学の試験勉強では半分程度の範囲を解剖学講義・残り半分程度の範囲をグレイ解剖学で勉強してみました。

解剖学講義の評価レビュー記事はこちら↓

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解剖学の勉強に必要な教科書類をまとめて比較レビューした記事もあわせてどうぞ↓

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グレイ解剖学の特徴

グレイ解剖学の特徴は、解剖学の教科書としては珍しく、非常にわかりやすいアトラス的な図です。

グレイシリーズはグレイ解剖学アトラスというアトラスも発行しているからこその特徴で、解剖学講義イラスト解剖学などとは一線を画します。

アトラス的な図だけではなく、デフォルメした模式図も適宜用いられているのですが、これがまた分かりやすい。

図はさることながら、後述しますが文章での説明が非常に素晴らしかったです。

無難なのは解剖学講義ではありますが、単純に教科書の出来としては私はこのグレイ解剖学が最高だと感じました!

解剖学をしっかり理解・定着させたい人には超オススメ

きちんと解剖学を学びたい医学生にはグレイ解剖学を強くオススメします。

私は完全にグレイ解剖学派で非常に満足しているので、解剖学講義で勉強した箇所もグレイで読み直そうかなと思っているくらいです。

ではその理由をまとめていきたいと思います!

各分野の知識をリンクしながら読み進められる構成

解剖学の教科書として双璧をなす解剖学講義は解剖学の試験に必要十分な知識と、簡潔な説明が特徴でした。

最低限の労力で解剖学の試験を通していきたい学生にとっては解剖学講義が最適です。

その一方でグレイ解剖学は、教科書を前から読んでいくだけで、解剖学的に人体構造を深く理解できるような構成になっています!

グレイ解剖学で学んだ分野は、用語こそ忘れても、各構造を機能的な意味と関連付けて理解し定着しているのを感じます。

上肢、下肢…といった各領域の中では骨・筋・血管・神経の順に章立てされて順に説明されています。

ここまでは普通なのですが、グレイ解剖学の特徴は、例えば筋の章でも関連する血管や神経の説明が入るところです。

そして、血管や神経の章に入ると、さらに詳しくそれらが解説されるという構成です。この時には関連する骨や筋の説明が入り、復習できます。

つまり、骨・筋・血管・神経のそれぞれを関連付けながら、そして要所要所で予習復習をしながら前に進んでいく構成です。

血管や神経の章は、筋の章でも概略が説明されているため理解しやすくスムーズに読めて、しかも骨や筋の復習もできて定着します

この構成のお陰でグレイ解剖学で勉強した箇所は本当に理解が深まりました!

アトラスを使う時間が減って時間効率が良い

さて、先ほど書いたような解説がある以上、必要十分なことだけが書いてある解剖学講義に比べて読む分量は多いのですが、意外にも時間をそれほどかけることなく読み切ることができました!

最初に読み始めた時には私自身さほどハイパーな医学生ではないので、きちんと読み切る時間を確保できるか非常に心配していました。

そんな中でスムーズの読み進められた理由は、グレイ解剖学の一番の特徴であろうアトラスのようなリアルな図です。

一般的に解剖学の教科書にはリアルな図は載っていないため、いちいちアトラスを横に並べて調べながら勉強していくことになります。

ですがグレイ解剖学であれば、文章の下にはリアルな図がきちんと載っており、アトラスで調べるのにかけていた時間が大幅に短縮されたからです。

グレイ解剖学の他に使ったものといえば各構造の立体的な位置関係を理解できるヒューマン・アナトミー・アトラスというアプリくらいで、本のアトラスは特別理解が難しい箇所に使う程度の使用頻度でした。

このような理由で、グレイ解剖学を使っての勉強では、時間をかなり有効に活用できました。

臨床も重視した解説

解剖学では臨床も意識して勉強したい!という方には臨床のための解剖学という教科書もあるのですが、かなり優秀な人向けでなかなか手を出しにくいです。

それでも臨床的なことも理解して解剖学を勉強したいなら、このグレイ解剖学です。

臨床事項もかなり豊富に収録されている上に、通常の解説とは別ページにまとめてあるため、時間がない時には飛ばして読むことも可能です。

また、通常の解説部分でも臨床事項を意識した内容になっていて、詳細は前述の通り別ページにまとめてあるとして、骨・筋・血管・神経の部分でも臨床的に重要なポイントと関連付けて繰り返し解説されます。

例えば、「眼静脈関係の静脈が海綿静脈洞と連絡している上に弁が無いため、顔面の怪我で侵入した病原体が脳まで波及する危険があるため、顔面の怪我には注意しなければならない」ことなど。

このことは普通に読み進めていれば何度も説明されるので、自然と定着します。

まとめ・グレイ解剖学の情報

まとめ

今回はグレイ解剖学を徹底レビューしてみましたが、いかがだったでしょうか?

私は両方使った結果グレイ派でしたが、解剖学講義も良いところが沢山あります。

ぜひこちらの解剖学講義の評価レビュー記事もあわせて読んで、それぞれに合った教科書選びに役立てていただけると幸いです。

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グレイ解剖学の情報

書名:グレイ解剖学 原著第3版

出版社:エルゼビア・ジャパン

ページ数:987ページ

発売日:2016年2月29日

初版が2008年9月25日、第2版が2011年8月26日の発売日です。

アメリカのAmazon.comで英語版のGray’s Anatomy For Studentsを調べてきましたが、英語版でも最新版がこの第3版です。

ちなみにGray’s Anatomy For Studentsの第2版の発売日が2009年2月25日ということで、英語版が出てから2年以上かかっての和訳が出たことになります。

現時点で英語版ですら第4版が出ていないため日本語版第4版の発行はずっと先になるので、使う場合は第3版で買ってしまって問題ないでしょう。

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