医学部の生化学の教科書は「リッピンコット生化学」が最高だった話

シェアする

こんにちは、ユアンです。

以前は解剖学の教科書レビューをしましたが、今回は生化学の教科書レビュー記事になります。

理系の多くの学部で学ぶ生化学ですが、医学部生視点で生化学を学ぶのにおすすめな教科書を紹介していきます。

主に紹介するリッピンコットシリーズ イラストレイテッド生化学は医学部の方だけでなく、看護学部や他のコメディカル関連の学部の方にも非常におすすめなわかりやすい教科書になります!

この教科書で学べたことが私の医学の勉強を今でも心強く支えてくれています。

「リッピンコット生化学」は医療系の学生に最適!

それではリッピンコット生化学についてレビューしていきます!
まずは本書の情報を載せます。

リッピンコットシリーズ イラストレイテッド生化学の情報


書名:イラストレイテッド生化学 原書6版 (リッピンコットシリーズ)

出版社:丸善出版

発売日:2015年5月2日

この本は「イラストレイテッド生化学」と呼ばれることが多いですが、この本とは別に「イラストレイテッド・ハーパー・生化学」というものも存在して紛らわしいので、この記事では「リッピンコット生化学」と呼ばせていただきます。

特徴① 化学反応の解説が簡潔でわかりやすい

医学部の多くの学生が嫌いになりがちな生化学という教科。

実は私も嫌いでしたが、振り返ってみるとその理由は「電子配置やそれを元にした反応機構など化学の内容が複雑でよくわからない。」というものだったように思います。

ところがこのリッピンコット生化学では、反応機構など化学の難しい内容には深入りしすぎず簡潔にまとめてあります!

確かに生化学を専門とするような理学部化学科や薬学部では反応機構なども大事になりますが、医学部でここまで勉強するのはオーバーワークでしかないんですよね。

医学部をはじめとした医療系学部向けの教科書である本書は、オーバーワークになってしまう部分を削り、さらに次の特徴②に書くように通常の教科書より他の医学教科に通じる内容が多く盛り込まれています。

特徴② 生理学などに通じる内容・病気に関連した記述が充実!

本書では先ほど書いた通り反応機構のような、分子レベルのミクロな内容が簡潔になっている代わりに、人体の構造や機能と結びつけたマクロな観点での内容が非常に充実しています。

例えば、書名に「イラストレイテッド」とあるように図が豊富なのも特徴ですが、循環系や臓器の模式図を使って生化学の説明をするような図も多かったりで、生理学や解剖学といった他の医学教科と結びつけて生化学を学ぶことができます。

さらに生化学に登場する酵素の遺伝的な欠損は代謝性の疾患などを引き起こすように、生化学と病気とは密接な関わりがあります。

生化学に関連する疾患について、実際の病態の写真なども添付して丁寧に説明されているなど、病気についての内容が充実しているのも、医療系向けの教科書ならではのことです。

この教科書を読んだあとは以上の特徴①と特徴②のおかげで、それまで「生化学は難しい。医学でどう役立つのかわからない。」と思っていた生化学の認識が変わって、医学を学ぶ上での生化学の重要性を感じられるようになりました。

特徴③ 代謝マップや章末の要約が非常に優秀で、知識の整理ができる

最後に本書の良さとして他でもよく言われているように、代謝マップ(生化学の内容をフローチャートにまとめたもの)が非常に優秀なほか、章末にあるその章のまとめが素晴らしかったです。

教科書を読み進める上でも当然役に立ちましたが、試験直前の知識の整理ができます。また、生化学を学んでから時間が経ってしまっても、生化学を思い出したい時には該当する章末のまとめを読めば全体像を思い出せるので、今でも重宝しています。

まとめ

今回は買ってよかったと思う教科書No.1と言える教科書であるリッピンコットシリーズ イラストレイテッド生化学の紹介をしてみました。

化学としての生化学を学ぶならばヴォート生化学あたりが有名ではありますが、医学部生や看護学生として生化学を学ぶなら、リッピンコット生化学が最適だと思います。

生化学はつまらない・難しいと決めつけずに、医学における生化学の重要性や面白さに気付いてもらえたらなと思います!

最後までお読み頂きありがとうございました。

ユアン

●あわせて読みたい

こんにちは、ユアンです。 今回は医学部の解剖学を勉強していく上で必要な、教科書・アトラス・アプリを紹介していきたいと思います! ...
スポンサーリンク
スポンサーリンク

シェアする

フォローはこちら